ドイツ不思議発見!

元デュッセルドルフ在住・海外暮らし初心者の夫婦が日々の生活で発見したドイツの不思議を書き綴ります

新1年生の必需品 ~Schultüte~

新年度の始まりが4月の日本と違って、秋始まりのドイツ。

子どもたちはこれから長い夏休みに突入し、8月下旬(もしくは9月初め?)に学校がスタートするそうです。

 

桜とともに入学式って、日本の風景なのね…🌸

 

さて、そんな卒業&入学シーズンのドイツ。

デパートなどでは文房具や学校用品などのコーナーができ、新年度に向けての準備が着々と進んでいます。

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えんぴつやノート、消しゴムなどの文房具がたくさん並ぶのは、ドイツも同じ。

しかし、そのなかに妙なものが紛れていました。

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さて、これはなんでしょう?

 

 

パーティなどでかぶるとんがり帽子?

はたまた巨大クラッカー⁇

 

いやいや、違います。

実はコレ、「Schultüte(シュールテューテ)」と言って、新1年生にとって無くてはならないものなのです。

 

初登校日、新1年生がお菓子や文房具などが詰まったこのSchultüteを持って、学校へ行くそうです。

ドイツやスイスで19世紀頃から続く伝統的な風習のようで。昔はお菓子をたくさん詰めたので、別名「Zuckertüte(砂糖袋)」とも呼ばれるみたいです。(Wikipedia参照)

 

デパートなどでSchultüteはたくさん売っているけれど、手作りする家庭も多いらしく。

親の愛情がたくさん詰まった袋なんですね。

 

夏が終わったら、このSchultüteを抱えて学校に向かう、新1年生たちをたくさん見かけるんだろうなぁ😊