今回は、昨今のテロの脅威ではなくて、もっと身近なスリや強盗の話です。
デュッセルドルフのどこで犯罪が多いか、またそのスリ・強盗対策をまとめました。
ヨーロッパの中でも比較的安全と言われているドイツ。
でもそんなことはありません。
イタリアやスペインと比べると、スリや強盗等の犯罪件数は少ないですが、日本領事館によると、ドイツでは、日本の4倍以上の犯罪が発生(殺人事件は日本の約2倍、強盗は約13倍、窃盗は約2倍)、そしてNRW州はドイツで1番犯罪が多い州で、人口が近い東京都と比べ、犯罪発生率は9倍以上というデータも。
特にドイツ国内で大都市別に犯罪発生率をみると、2位がデュッセルドルフ、4位がケルンとなっており、犯罪内容は、スリ・車上荒しが多いそうです。
私たちの知り合いの日本人も3人に2人ぐらいの確率で、スリの被害にあっています。
デュッセルドルフで、日本人が特に注意した方がいいのは、中央駅とその周辺エリアのImmermannstraßeとCharlottenstraße
Düsseldorf Hbf(中央駅)
ヨーロッパの大きい駅及びその周辺はスリがたくさんいます。デュッセルも例外ではありません。
人ごみに紛れて財布をすってきます。
カバンが知らない間にあいてて、気づいたら財布が無いというケースも。
駅で切符を買う時に、財布をしまった場所を見られている可能性があるのも注意。
カバンを見てない間に置引されるというのもよくあります。
また駅内のレストランでも注意が必要。急に入り口で騒ぎだした人がいて、そっちに気を取られている間に、自分の横にあったカバンを置引されたって話も聞きました。
Immermannstraße
中央駅からほど近い、日本食レストランがたくさんある大通りです。
ここでは、日本人を狙ったスリや強盗が多発しています。
特に日本食レストランでお酒を飲んだあとが危ないらしいです。
日本の雰囲気を思い出して、警戒心が緩くなったところを、狙われているとのこと。
また、この辺りは日本からの出張者も多いのですが、出張者の被害もあとを絶ちません。
他にはタクシーでホテルに到着し、荷物をトランクから降ろしている間にすられたり、白昼堂々と電話中の携帯電話を強盗された例があります。
日本人が多くても、やっぱりここはドイツ。
特に日本人は狙いやすいんだとか。。
確かに、特に出張者っぽい日本人は、僕の目から見てても、狙われやすい気がします。
Charlottenstraße
これは、先ほどのImmermannstraßeと直角に交差している通りです。
とにかく強盗が多いです。二人組に羽交い締めにされて、貴重品を盗られる。ナイフで脅迫されるという事件がありました。
同僚のドイツ人は、昼間でもこの通りは避けると言っています。
U BahnのOststraße駅で降りると、Oststraßeと反対側の出口が、この通りになります。
ホームで携帯を触るのも注意してください。電車が来た時に無理矢理とられて、殴られて怯んでる間に、電車で逃げられることも。
車内にいる時は、特に停車中に注意をして下さい。
ここ1年でデュッセルドルフは大分物騒になり、今まで犯罪が少なかった地域でも強盗事件が多発しています。
特に数人のグループで襲ってくることが多いそうです。
最近は週に数回ペースで強盗が発生。。
対策に関して
被害にあう確率を下げるには、夜間や人がいないところは極力歩かない、カバンは常に身につけておく(特にカバンの口は常に自分から見える位置に持つ)、貴重品は取られにくいところにしまう(ズボンの前ポケット等)、人目につくところで財布を出さない、カバンに鍵をつける、周囲を注意していることをアピールする等を心掛けてください。
「そんなささいなこと?」と思うかもしれないですが、すごく大事なことです。
スリや強盗は狙い易い人を狙うので、これだけで全然違うんだとか。
それでも運悪く、強盗にあったり脅された場合は、おとなしく従った方がいいとのこと。彼らの目的はお金なので、逆らわなければ命の危険は少ないそうです。
日本人が多くてもDüsseldorfはやっぱり外国の街、日本とは違うので注意が必要です。
最後に在ドイツ日本国大使館のホームページより。
注意事項や緊急時(被害に遭われた時)の連絡先が載っています。