エルツ城は、モーゼル川の支流のエルツ川沿いに建てられたお城です。
モーゼル川はライン川に繋がります。
ライン川沿いには多くのお城がありますが、エルツ城が有名なのは、ドイツ3大美城と呼ばれているから。
フランクフルト(Frankfurt am Main)から東に約100km、ボンからは南に約70kmの位置にあります。
デュッセルドルフから車で行ってきました。
エルツ城へのアクセス
自動車で行く場合は、
Burg-Eltz-Straße 1, 56294 Wierschem
を目指すと駐車場につきます。駐車料金は 2EUR。駐車場入口で支払います。
5月~10月の土日祝には、Moserkern駅近く(Mosel Strasse 29)やTreis-Karden駅、Hatzenport駅からバスが運行します。
徒歩でも行くことができるらしく、最寄駅のMoselkernから徒歩で約1時間〜1時間半。約5kmを歩いて登るそうです。ちょっとした登山ですね。。
駐車場からエルツ城まで
駐車場に到着。
駐車場からは徒歩か、シャトルバス(片道 2EUR/人)でお城に向かいます。
15分くらいということなので歩いて行きました。
森を抜けていきます。
おとぎ話の舞台になりそうなきれいな森を抜けると…。
ひらけたところにお城が見えてきました。
エルツ城
とうとうお城に到着‼
すごく美しいお城。
森の中に堂々と建っています。こんなにきれいなお城があるなんて。
エルツ城は戦争で一度も傷ついたことがないとか。
これだけ森の中にあったら納得。
近くで見ても美しい。
カフェテリアやレストランもあります。
ここでゆっくりするのもいいですね。
ガイドツアー
ガイドツアーは 10EURで申し込め、城内を見学することができます。
ちなみにガイドツアーのチケットは門をくぐってすぐにあるお土産屋さんで購入します。
僕らが行った時は30分毎に英語のガイドツアーがありました。
残念ながら、城内は撮影禁止。エルツ家が使用していた、様々な武器・家具・装飾品・美術品等が展示してありました。
ガイドツアーの要点を纏めると、
・エルツ城は12世紀以前に建築された。
・13世紀に三人の息子に城が分け与えられ、それぞれ別の居住区を作り、増築を重ねた。
・そのため、城内の建物は三つに分かれていた。(今は一部統合されている)
・1661年に増築が終了した。その後、戦禍を免れ、当時の姿を残している。
・3家族で最大100人ほど住んでいたが、エルツ家の全員が住めるわけではなかった。
・建設当時から現在に至るまで、エルツ城はエルツ家が所有している。
・エルツ家は、この周辺地域に大きな影響力を持ち続けている。
・現在の城主は、第34代当主 Dr. Karl Graf von und zu Eltz-Kempenich。
・プライベートの部屋があり、エルツさんは、週一で来ている。
ということは、エルツ城は「一般公開している個人の別荘」とも言えるのか‼︎‼
運が良ければエルツさんに会えるかも⁉︎
その他のミニ情報として、城内にある有名な絵は、8月末までDüsseldorf Kunst Palast (美術館)に貸出中だそうです。意外と頑張っています、デュッセルドルフ。
写真に写っているのは僕らを担当してくれたガイドさん。英語でのツアーは、今日が2日目。ということで、終わった後はすごく疲れたご様子。
でもガイドはすごく分かりやすかった。質問にも丁寧に答えてくれました。
ガイドツアーの注意点
注意点は、
・入場制限があること。
・並ぶ順番が無いこと。
です。
折角早くから待っていても、モタモタしてると入場できないことも。
整理券などは無いので、始まりそうになったら、さっと入口近くに行きましょう。
ガイドツアーの入口 ↓
また、ガイドツアーの時間がどこかに貼ってあったり、案内があるわけではないので、ガイドツアー入り口近くにいるスタッフに直接聞きます。 あと何分後にスタートだよ、と教えてくれます。
ガイドツアーに申し込むと、宝物館にも入ることができます。
こちらは写真撮影OKでした。
ドイツのお城と聞いてまず思い浮かぶのは、Schloss Neuschwanstein(ノイシュバンシュタイン城)ですが、エルツ城も小さいながら見応えありますよ。
フランクフルト周辺に来た際はぜひ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。