ローテンブルクとネルトリンゲンの間にある街、ディンケルスビュール(Dinkelsbühl)。
ロマンチック街道のほぼ中心に位置します。
中世に建てられた建造物が、30年戦争や第二次世界大戦で破壊されず、今尚残る珍しい街です。
中世都市の面影を残す、カラフルな美しい街並みを散策してきました。
ディンケルスビュールの逸話
30年戦争で戦禍を逃れた逸話が残っています。
戦争時、街はスウェーデン軍に占領され壊滅寸前。もうダメだ…という時に、子ども達がスウェーデン将軍の前に出て慈悲を求めました。
将軍は我が子の面影を思い出し、破壊を中止。
子供達により街は救われました。
それ以来、ディンケルスビュールでは『キンダーツェッヘ』というお祭りが毎年7月に開催されます。子どものパレードが見ものだそうです。
街の入口から市庁舎
街は市壁に囲まれています。
西のゼークリンガー門から入り、マルクト広場へ歩いて行きました。
ゼークリンガー門(Segringer Tor)
黄色が映える門です。
市庁舎
ここから200mほど歩くと、街の中心地マルクト広場に到着します。
マルクト広場(Marktplatz)
街の中心には広場があります。
その周りには聖ゲオルク教会、ドイチェスハウスなどが建っています。
聖ゲオルク教会(St. Georgkirche)
15世紀に建てられた教会。
内部は光がたくさん取り込まれ、すごく明るい!
扉、柱、パイプオルガン、装飾品の1つ1つが物凄く精巧に作られていました。
小さい街なのに、こんなに豪華で装飾が精巧な教会が建てられたのは驚きです。
教会の裏側。
カラフルな建物とのコントラストが絵になりました。
ドイチェスハウス(Deutsches Haus)
1440年頃に建設された木組の館。
老舗のホテルレストランとして今でも経営されています。
その他の建物・街並み
2時間程度あれば、街をくまなく歩くことができます。
ざっと街を散策してきました。
東と南の門
ネルトリンガー通り
農家の塔
その他の建物や通り
ディンケルスビュールでも夜警ツアーがあり、居酒屋から振舞われるワインを飲みながら昔話を聞くことができるそうです。
中世の面影が残った街並の中を歩くと、タイムスリップした気分に。
小さい街ですが、強く印象に残る街でした。