去年の今頃、スーパーで彼を見つけたとき、一番に思ったこと。
「まさかドイツでも手に入るとは!!!」
日本では確か季節問わずスーパーに並んでいたのに。
ドイツではこの時期くらいから、しれっと並び始めます。
カラフルな野菜たちに囲まれると、途端に存在感を失い、なかなか目にとまりません。(私だけかもしれないけど😅)
それが、黒ずくめの彼!
ごぼう…?
ドイツ語では「Schwarzwurzel」と言うそうです。
見た目は完全にごぼう!
しかし、匂いは……ごぼうじゃない…
というか、無臭…
あれ?なんだこれ⁉︎⁉︎
皮を剥くと、手がベタベタになるし。間違えて接着ボンドを手に付けてしまったときみたい。
水にさらしても、日本のごぼうほどアクも出ないし…
なんだこれ〜??
と不思議に思いつつ、最初はキンピラにして食べてみました。
う〜ん、ごぼうの味はしない。
あのシャキシャキ感も感じられない。
ますます深まる謎…😑
調べてみると、彼はごぼうではなく、「キクゴボウ」「西洋黒ごぼう」と呼ばれる、ごぼうとは全く別のものらしいです。ちなみに地中海沿岸が原産地。(Wikipediaより)
元を辿ると、キク科の植物だそうで。
じゃあ、私はキクの根っこを食べていたってことなのかー😲!!!
そりゃあ、ごぼうの味がしないのも当然ですね!
さて、何者か判明してすっきりしたところで、今度はニンニクとオリーブオイルで炒めて、ペペロンチーノ風にしてみました。
キンピラみたいに炒め煮にしないで、サッと火を通すだけのほうが、シャキシャキした食感も失われずに済むみたい。
前に食べたキンピラよりも美味しかったです。
このキクゴボウは、ごぼうみたいに土臭い感じが無いので、あの味が苦手〜😖💦という人にはちょうどいいかも。
でも、私みたいにごぼうを期待して食べると、なんだか物足りないような、モヤモヤした気持ちになります😓
もっと他にキクゴボウの美味しい食べ方はないかなぁ?
黒ずくめの彼を見るたびにそう思う、今日この頃です。