陸続きのヨーロッパ。
国境はそこらかしこにあります。
そんな中で「えっ、こんなところに?国境」というのが、ユーロエアポート・バーゼル=ミュールーズ空港。
ここ何と、空港のど真ん中に国境があるんです‼︎
ユーロエアポートのゲート出口はフランス側とスイス側に分かれてます。
ゲートを出た後も簡単に越境できちゃう。
ガラスが国境線。
空港自体はフランスにすっぽり収まってるのですが、スイスの入国手続きもできるため、空港内に国境がある世にも珍しい作りとなってます。
スイス側出口の道路からは、スイス バーゼル市内に繋がる道路以外へは行くことができません。
(スイス側でレンタカーを借りて、フランス側へ出るのはすごく大変。迷路のような構造になっていて迷いました。)
ちなみに、正式名称は『EuroAirport Basel-Mulhouse-Freiburg』
スイスのバーゼル、フランスのムルハウス、ドイツのフライブルクと三ヶ国の都市の名前が入ったややこしい空港。
空港内は国境を挟んでフランス側、スイス側とほぼ左右対称の作り。
それぞれの側に、カフェ、キオスク、レンタカーショップ等があります。
例えば空港の両端にあるレンタカーショップで比較すると↓
見た目はほぼ同じ。
ただし行きたい国でちゃんと選びましょう。フランスに行きたいのにスイス側で借りるとかなり遠回りになります。逆も然り。
一度フランス側に用があるのにスイス側で車を借りてしまって、すごく遠回りしました。
両国のお店でユーロとスイスフランを使うことができるので、通貨の両替は必要ありません。
ここで、ぜひ知っといてほしいことが!
それはフランス側とスイス側で物価が違うことです。
フランス側とスイス側で比べてみましょう。
例えば、ペットボトルのジュース。
スイス側ミニスーパー
フランス側のミニスーパー
写真が小さいのでファンタを拡大。
スイス側 3.5 CHF(約3.0 EUR)に対し、フランス側はなんと2.0 EUR。
(12月現在の為替:1CHK = 0.85 EUR)
全く同じ商品なのに。。1.5倍も違う。。
続いてサンドウィッチ
スイス側のカフェ
約6.1~6.4 EUR(7.2~7.5 CHF)
フランス側のカフェ
これに対してフランス側は、4.8~5.3 EUR 。
ここでも、1 EUR以上の差が! そして正直言ってPAULの方がおいしそう。
両ストアの距離はわずか25m‼︎
全く意味がわからない。笑
結論。約1EUR = 1CHF、スイス側が更に割高。
正直フランス側も空港内なので高いですが、スイス側より遥かに安い。
もし、空港内で時間を持て余したら、フランス側での飲食をおすすめします。
こんなに物価が違うなら、店員さんのお給料も気になる。
国境付近のドイツ・フランスからのスイスへの出稼ぎは多いそうです。
なるほど確かにスイスへの出稼ぎいいなぁと実感。
この記事は閉鎖した別ブログからの移植し、加筆修正しました。価格は2017年時です。