オランダの実業家、アントン・クレラー・ミュラーさんと、その奥様のヘレンさんのコレクションを基に開館した美術館。
様々な有名絵画をコレクションしてますが、特筆すべきは『ゴッホ』。
ゴッホ美術館に次ぐ、ゴッホ作の絵画を展示しています。
国立公園内に建っていて、公園内は無料の貸自転車で散策もできるんだとか。
デュッセルドルフから車で約90分で行けるので、週末を利用して、日帰りで行ってきました。
そこには、意外な事実がたくさんありました。
特に車で行く人には知っておいた方がいいことが…。
まずは国立公園に到着。
デュッセルドルフからナビに従い、3つある内の「Rijzenburg」という入り口から入りました。
ここで、公園への入場料(人と車)と美術館のチケット代を支払います。
公園入口には、無料の貸自転車があり、ここに車を置いて、自転車で美術館に行くことできます。
車の入場料(€ 6.6)をケチって自転車で行こうかと思いましたが、結局車で中に入ることを決めました。
この時の判断が、後々大正解に。
国立公園に入ると広大な森が広がります。
車を5分走らしても到着する気配がありません。いや、森を抜ける気配すらない。
するとまさかの砂地が現れます。
ここはどこ?
このあと、林を抜けやっと到着しました。
トータル10分ぐらい。約10km。
後々調べてみると5000ヘクタールの面積があるとか。(東京ディズニーランド100個分)
どんだけ広いんだ‼︎ 車を外に止めないでよかった。
クレラーミュラー美術館(Kröller Müller Museum)
やっとの思いで着いた美術館。
早速ゴッホギャラリーに向かいます。
その入口では、夫妻のゴッホ絵画の購入履歴が記してありました。
凄い量。ゴッホは生きている時には、1枚しか売れなかったと言われています。知ったらびっくりするだろうな。
数あるゴッホの絵画の中で、1番のお目当はこれ。
夜のカフェテラス
アルル地方のカフェを描いた作品。
昔、ポスターで見たことがあって、一度本物を見てみたいと思っていました。
夜の色の綺麗さとカフェの灯りの穏やかな感じがすごく好き。
実は、このカフェいまだ営業しているとのです。夜に行ってみたい。笑
ゴッホの初期の作品は農民の生活を描いており、その時はすごく暗い色使いの絵ばかりでした。
夜のカフェテラスはその時代とは全くテイストが異なります。
その他にも有名画家の絵画がありました。
ピカソ作『バイオリン』
モネの絵も。
この風景画もすごく綺麗。
また、彫刻の庭と呼ばれる、現代アートが点在した庭も併設されています。
全体の作品数でいうと、6割以上は、現代アートでした。
端的にこの美術館を表現すると、ゴッホと現代アートwithその他絵画。って感じでしょうか。
意外と現代アートが多かったことにびっくり。国立公園内にあるからもっとお堅いかと思ってました。
公園の自転車に関して
この白い貸自転車が、無料の貸自転車。
何か足りないのに気がつきませんか?
なんと、ブレーキが無いんです‼︎
公園入口から約10kmを、ブレーキ無しで走るのは怖い。
クレラーミュラー美術館へ車でお越しの際は、車で入ることをオススメします。
もしくは自分の自転車を持ってくるか、有料のブレーキ付自転車を借りるかですね。
公園内には、たくさんの人がサイクリングをしていました。見た感じ、半分以上はサイクリング目的かな。
帰る道中、砂地に突如現れたアイススタンド。
サイクリングしてる人たちがホイホイと捕まってました。
僕らも車でしたが、見事につかまり、その後家路へつきました。